2006年02月14日

東京の水辺空間の未来像@news(2/14東京都)

20060306(水web).jpg
東京の水辺空間の魅力向上に関する全体構想

 
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■テーマ:東京の水辺空間の再生プロジェクト
■情報源:東京都産業労働局観光部企画課(2006.2)
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2/14(火)に東京都産業労働局から「東京の水辺空間の魅力向上に関する全体構想」が公表された。

東京が「水の都」であることを再認識させられる魅力的な内容。
未来の東京の姿が垣間見れるだけでも楽しいが、東京を知る観光ガイド資料としても役に立ち一石二鳥の読み物。

構想の目的は、東京の水辺空間の魅力を向上させ、国内外の多くの人を惹きつけ国際観光振興を図ること。
まさに、小泉首相率いる「Visit JAPAN Campaign!」の一環の取組みである。

江戸時代から水辺を中心に発展してきた東京。
しかし戦後の経済発展や治水や生活の安全向上と伴に、水辺に背を向ける時代が長く続いた。
その後、豊かさを享受できる余裕から水辺への回帰が始まり、これからは未来へ向かい「水辺空間の魅力創造」が動き出す。
こんな過去→現在→未来の首都東京と水辺空間に関わる時代の変遷が良く整理されていた。

報告書では、将来の理想像として30年後のあるべき姿をまずは明確に示した上で、10年間でできる具体的施策を絞り込んで示している。
これまで何となく「歴史」「文化」「最先端」が混在していた東京を、テーマ毎に地域分けし、かつそれらを連結させるメリハリある構想に仕上がっている。

地域分けの例を示せば、

1.隅田川地域
「江戸下町文化を感じさせる街並みと隅田川の周遊」

2.神田川下流・日本橋川地域
「国際的魅力を持つ商業集積と開放感あふれる水辺景観」

3.江東内部河川地域
「水との触れ合いが楽しめる水上レクリエーション地区」

4.運河地域
「水と街が融合する業務・商業・居住の新たな都市空間」

5.臨海地域
「東京の玄関にふさわしい水と緑が調和した都市空間」

とかく計画や夢物語で終わるマスタープランが多い中、この東京水辺空間再生構想は「息のある計画」の印象を持った。
今後の課題は資金とマンパワー。地域住民主体でどこまで推進できるかが成功の鍵となるだろう。

平成18年度だけで、この水の都再生プロジェクトに約40億円が投入されるという。
納税者でもある一都民として、その恩恵を受けるべく、東京の水辺空間をこれからも満喫しなければ。
まずはこの報告書を読んだ後、東京の水辺空間へ出かけてみよう!
 
  
  

posted by 和田 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 水環境行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大河「利根川」将来ビジョン@news(2/14国交省)

20060307(水web).jpg
利根川水系河川整備基本方針

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■テーマ:利根川水系河川整備基本方針の策定
■情報源:国土交通省河川局河川計画課(2006.2.13)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/05/050213_.html
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日本一の大河川「利根川」の未来の川づくり方策を示した「利根川水系河川整備基本方針」が完成し、2/14(火)に国土交通省より公表された。

利根川が抱える流域面積は日本一の16,840km2。日本の全人口の実に1/10が利根川流域内に生活している。
首都圏の飲み水の2/3は利根川の水に依存しているなど、我々の生活に欠かせない大河川である。
 
 ■利根川の詳しい情報はこちら↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/tonege/history/index.htm

そんな大河が今後どのように管理されていくのか?
日本の川づくりの基本的な流れを理解する上で役立つ情報と言える。

今回完成した「河川整備基本方針」は、「河川法」という法律に基づき河川管理者(国・自治体)が川づくりを行う上での基本となるべき方針を定めた将来ビジョン。
平成9年の河川法改正以後、全国の河川でこの将来ビジョンつくりが進められている。

 ■河川整備基本方針の詳しい情報はこちら↓
http://www.mlit.go.jp/river/gaiyou/seibi/about.html

この「利根川水系河川整備基本方針」に目を通してみた。

法に基づき策定されるものだけあり、どうも温かみを感じない事務的な仕上がり。
専門用語も多く、全国の河川と同様の金太郎飴的な構成はどうも我々一般人には馴染めない。

しかし、これはあくまで利根川の川づくりの理念を示した河川管理者向けの内部資料。
言わば、利根川水系内での「憲法」のような位置づけであろう。

今後は、この基本方針を軸として具体的な川づくりの内容を示した「河川整備計画」が作られるという。
市民に対する広報活動を通じて、徐々に水系内の住民に「利根川の川づくり」が浸透していくことを期待したい。

「日本一の河川」であることを最大の売りに、更に個性的な川づくりを個人的には期待したいものだ。
  
  
  


posted by 和田 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 河川行政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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